数日前のこと、B-Promotionから荷物が届きました。やったー!
群馬県の土田酒造の純米酒「譽國光(ほまれこっこう)」をいただきました。
今回は、このお酒の他に、
「日本酒仕込み梅酒2008」と「2008全国新酒鑑評会入賞酒(非売品)」も
同梱されていて、ほんとに久しぶりに
おいしい日本酒を味わう機会に恵まれることに。
荷物、クール便でとどいたのです。
なんか、そのことでまず「お!すごーい!」と思いました。
おいしい状態ですぐ飲まなくちゃ!
狭い冷蔵庫にこの3本を保管するスペースをなんとか確保して
ワクワクして夜を待ちました。
お酒なので、いつでも飲めるというシロモノではありませんからねえ。
ところで、この譽國光、千葉に住んでいる時でも知りませんでした。
群馬に、その名も譽國光という酒蔵があるんだそうで、
HPを見たら、まあ、なんて風情のあるところ!
酒蔵とか、ワイナリーとか、ウィスキーの蒸留所とかって
緑が多くて素敵なたたずまいのところが多いですよね、場所そのものが
観光名所になっていたりして。
ここも、そんな感じなんだろうなー。ブルーベリーも植えているんですって。
HPにある「昨日の譽國光」というコーナーが、写真もきれいで
群馬の見所あり、酒蔵の日常ありですごくいいです。
機会があったら、行ってみたいなー!
あ〜冷たいのが生きるスッキリやさしい味!
あれ?これ純米酒だよね?とラベルを見直してしまいました。
日本酒の種類ってややこしくて、いろいろ定義もあるので
全てを書くのはむりっぽいのですが
まず、特定名称酒として
吟醸酒…精米歩合60%以下の白米、米麹及び水、さらに醸造アルコールが原料の
吟味して作られたお酒。固有の香味、光沢があります。
精米歩合が50%以下で大吟醸。
純米酒…白米、米麹、水のみが原料。香味、光沢がいいもの。
本醸造酒…精米歩合70%以下の白米、米麹、醸造アルコール及び水が原料のお酒。
(※精米歩合とは、たとえば60%だとしたら、40%分削り落とすという意味)
一般に、醸造アルコールが添加されている上質なお酒のほうが
香り高くスッキリした味わいとされていますので
「純米酒」だったことに改めて、「あら!」と驚いたわけです。
するする行けちゃうっていうか…。
石垣島で生活していて
日本酒を飲む機会は本土にいるときと比べ、がくっと減りました。
気候風土が合わないんでしょうねえ、飲みたい気持ちになかなか
ならないんです、大好きでも。
料理用兼用で紙パック入りの日本酒をストックしておき
寒いときに(寒いときだって、もちろんあります!)チンして飲むとか
そんな感じでした、ずっと。
だから、こんなキリッと冷えたおいしい日本酒を久しぶりに口にして
なんかすごいテンション上がりました。
食中酒として、どんな料理をあてようか…とちょっと考えたのですが
ここは敢えて、沖縄の夏のスタンダード「ゴーヤチャンプル」といってみました。
いいですねえ!料理の味を邪魔するほどの個性を主張していないので
たぶん、和洋中、どの料理でもいけるんじゃないでしょうか!
そして、もう一つの非売品の入賞酒(一番上の写真の右はじのお酒)も
飲んでみました。
こっちは、「袋取り大吟醸生詰め原酒」です。
袋取り、の意味がよくわからなかったのですが
「生詰め(貯蔵時の火入れは行うが瓶詰め時の火入れはしない)」
「原酒(出荷時に加水調整をしない)」と続くわけですから
とにかく貴重だという事はわかります!W
口に含むと、ふわ〜っといい香りが広がります。まさにこれが
醸造アルコールがいい仕事をしている大吟醸ならでは!
このお酒は、もう、このまんま、じっくり味わいながら飲みたい感じ。
っていうか、自分で作った料理では太刀打ちできないっていうか。
高級な炉端焼き(炉端かい!)とかで、
いい素材のものをちょこっと食べて飲む、
そんな感じがいいなぁ。
家には自家製の梅酒もあるのですが、ベースは沖縄らしく泡盛です。
それも、おいしいんですよ、ほんと。
しかし、この日本酒ベースの梅酒の、やわらかなこと。
これはかなーり甘口だったので
ゴハン時には、合いませんけどね。
ロックでチビチビ舐めるように味わうのもいいです。
でも、私は、思い切って7倍くらいに炭酸水で薄めてみました。
かなり薄めましたよ。
いい梅を使って、ていねいに仕込んであるのでしょうね、
梅の香りは飛ばないんです。
これは、風呂上がりの乾いた喉に気持ちよかった!おいしい!
「譽國光」には、実はもう一つ謳い文句があるんです。
それは「2009年モンドセレクション金賞受賞」ということ。
これをかなりプッシュしています。
ただ、これは本当に個人的な見解なので申し訳ないのですが
私は、あまり「モンドセレクション」をへーすごいと思わないのです。
いや、すごいんですよ。でも。
そもそも、モンドセレクションってなに?って思うでしょう。
ベルギーの民間団体なんですが、ここに、自分で商品を送って
味覚、パッケージの正当性、原材料など
ある一定の基準(詳細は秘密)をクリアすれば賞がもらえるんです。
80点以上で金賞です。
何品かで賞を競うのではなく、提出された商品一つ一つで評価をするので、
実は「賞」というより「級」のようなもんですよね。
組織の運営はこのエントリーにかかる審査料でまかなわれているらしいし
現在は、審査対象商品の5割が日本からの商品であり、そのうちの8割が
入賞しているんだそうです。
一定の基準をクリアしているまっすぐな製品である、という
箔はつくと思うのですが、私のように
「そんなことしなくても、いいものはいいんだからいいじゃん」と
思う人間もいるということです…。
おいしいです、誠実な味です。
私が金賞あげます!!W

